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2018年07月25日

ヒスタミンによって表皮が肥厚することでマダニの吸血阻害

まず、研究グループはマダニ吸血阻害に関与する免疫物質を同定することを目指した。さまざまな検証実験や文献情報から、ヒスタミンがマダニ吸血を阻害していると考え、マウスを使って検証を行った。歯科用オイルレス

マダニを吸血させたマウスの感染局所にヒスタミンを直接投与したところ、マダニの吸血量が著しく減弱することが判明。マダニを2回感染させたマウスにヒスタミン阻害剤を投与すると、マダニ吸血耐性が完全に消失したという。また、ヒスタミンを産生する主要な免疫細胞として、マスト細胞と好塩基球が知られているが、ヒスタミンを産生することのできないヒスタミン欠損マウスを用いた解析から、マダニ吸血を阻害しているヒスタミンを出しているのは、好塩基球であることを明らかにした。レジン材料

さらに、ヒスタミンがどのようにしてマダニ吸血を阻害しているのかを検証するため、マダニ感染マウスにヒスタミンを投与。その結果、マダニ刺し口周辺の皮膚表皮が肥厚することが明らかになり、ヒスタミン欠損マウスや好塩基球欠損マウスでは、ほとんど表皮が肥厚していないことが判明した。これらの結果から、好塩基球が放出するヒスタミンによって表皮が肥厚することで、マダニの吸血が阻害されることが示唆されたという。

ヒスタミンは、花粉症をはじめとするアレルギー疾患の悪玉物質とされてきたが、今回の研究により、マダニの感染防御にとっては重要な役割を持つことが明らかになった。最近の報告から、ヒトにおいてもマダニ感染経験のある患者ではマダニ媒介性感染症の発症リスクが大幅に軽減されることがわかってきており、マダニ吸血に対する免疫が新たなマダニ感染予防として期待されている。近年では世界各地で抗マダニワクチンの開発が試みられており、今回の研究成果は、従来よりも効果的なワクチンを開発する上で非常に有益であると考えられる、と研究グループは述べている。

http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=31323  


Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 17:21Comments(0)