2018年08月20日

「予防歯科」が撒き餌になっている?

日本人の虫歯は1990年頃から急減しているのに対して、人口10万人あたりの歯医者の数は反比例するように急増した。国の将来予測が甘かった影響で、少ない患者の奪い合いが、歯医者同士で起きている。歯科用オイルレス

今、新規開業する歯科医院が、判で押したように「予防歯科」を掲げているのは、生き残りをかけた「ビジネスモデル」になっている事情もある。これには“仕掛け人”が存在する。

保険診療で通院している患者に、歯医者や歯科衛生士が巧みなセールストークで「自費診療」を売り込む。

こんな手法を、一部の経営コンサルタントが勧めているのだ。レジン材料

「銀歯が入っていたら、セラミックに変えたほうがいいと言い続けていく。それじゃあ、変えてみようかなというオジサマは結構いらっしゃいます。ウチでは、1回2万円のホワイトニングも男性にオススメしていますよ」

こう話すベテランの歯科衛生士は、まったく悪びれていなかった。利益率が高い自費診療を患者に勧めることは、歯科医院を維持するうえで必要なことだと割り切っているのだろう。

歯医者や歯科衛生士の「自費売り上げ」をグラフにして競い合わせたり、一定のノルマを課して、給料に反映させている歯科医院もある。これでは、一般的な会社の営業部門と変わらない。

ある歯科医院の院長は、経営コンサルタントの提案を受けて、「予防歯科」として自費の「リスク管理検査」を患者に勧めた結果、売り上げが500万円上がった、と誇らしげに語っていた。

この歯医者の関心は、患者の虫歯や歯周病を予防することより、自院の売り上げにあるらしい。

「予防歯科」自体は北欧などで実績があり、患者にとってメリットが大きいだけに、巧妙な手口とも言える。

http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=31563


Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 11:47│Comments(0)
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