2017年10月03日

歯の寿命は先進国でも最低クラス! 日本で軽視される予防歯科の“やってられない”現実と歯科衛生士不足

埼玉県富士見市にある『医療法人満月会 大月デンタルケア』が他の歯科医院と違うのは、歯を削る治療より、歯を削らずに保存する予防を軸にしている点にある(前回記事参照)。歯科口腔内カメラ

予防歯科の重要性は国も認めていて、厚生労働省は『80歳になっても20本以上の歯を保つ』ことを目指す“8020運動”を1989年から続けている。人間の歯の本数は30本、親知らずを除けば28本だが、厚労省は入れ歯ナシにほとんどの物を食べられる目安を20本とし、高齢者の口腔ケアを推進してきた。歯科インプラント

では、約30年を経た今、“8020運動”の効果は出ているのか? 大月デンタルケアの大月晃院長がこう話す。

「全く効果が出ていないというわけではありませんが、日本では80歳以上の人の約半数が総入れ歯です。予防歯科の先進国・スウェーデンでは80歳以上の方の歯の欠損は平均3本程度。日本は歯の寿命という点でいえば、先進国でも最低クラスです」

前回、詳しく伝えたところだが、日本はコンビニの数より歯科医院の数のほうが多い国だ。歯医者が多ければ国民の歯の寿命は伸びそうなものだが…?

「日本では削る、詰める、抜く…治療型の歯科医院が大半で、医師も患者もそれが当然と思っています。しかし、その治療は応急処置でしかなく、歯を削ればそこにできた段差にむし歯ができやすくなる傾向もあり、根本的な治療にはなりません」

一方、他の先進国では予防型の歯科医療が主流になっているのだという。

http://athenadental.exblog.jp/25790227/



Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 12:56│Comments(0)
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