2017年07月27日

前歯1本失いインプラントを検討

上あごの前歯1本を根元から失いました。自分の歯のように使えるというインプラントを検討していますが、前歯は奥歯よりも難しいと聞きます。機能性や審美性に優れる一方、加齢などで歯茎が痩せると構造物が露出する場合もあるとも耳にしました。どういう条件の人が向いているのでしょうか。(福井県小浜市、30代男性)

 【お答えします】木下英荘・福井総合クリニック歯科・歯科口腔外科医長 歯科口腔内カメラ

 ■あご骨の質や厚み重要

 上あごの前歯を1本失った場合の治療法の一つとして、インプラントがあります。ブリッジは歯を削らなければならないし、入れ歯は年齢的に躊躇され、インプラント治療を検討されていると推察します。インプラントに対し心配であろう点を、治療の手順に沿って説明します。

 一般的なインプラント治療は、全身状態が良好であることを確認し、あごの骨の中に人工歯根(失った歯の根元に相当)を手術で埋め込みます。そして、あごの骨と人工歯根がしっかり生着した後に歯の頭の部分を固定します。歯科インプラント

 まず人工歯根を安全にあごの骨の中に埋め込むために、CT検査が行われます。失った前歯の部分にどれだけ骨があるかどうかや骨質を評価します。前歯が奥歯よりも難しいとされる理由は、あごの骨の厚みが前歯の方が奥歯よりも薄く、人工歯根を埋め込む方向に注意が必要だからです。

 上あごの場合、あごの骨と人工歯根が生着するまで約5カ月待ち、歯の頭の部分を作製する準備に入ります。インプラントの歯の頭の部分は人工歯根に固定されるため、入れ歯のように取り外しの必要がない点で機能性に優れ、自身の歯のように復元される点で審美性にも優れます。

http://dentaljp.blogspot.com/2017/07/blog-post_26.html


Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 18:21│Comments(0)
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