2017年06月20日

歯が痛いときにしてはいけない行為を歯科医師が解説(II)

飲酒……アルコールで気分が気持ちよくなれば痛みがまぎれそうな気もするが、血の巡りがよくなるため痛みが増す公算が大きくなる。どうしても飲酒しないといけないのであれば、痛みがしない側で飲むように。

喫煙……気分を落ち着かせるための一服は飲酒同様、痛みを和らげてくれそうで実は逆効果を招く行為だ。ヘビースモーカーの人は医師に診察してもらうまで、喫煙を我慢した方がよい。

運動……激しい運動は血圧を上げるため、控えた方が無難だろう。

入浴……半身浴で浴槽につかり、たっぷりと汗をかく――。お風呂に入ることでリラックスやダイエットといった効果も期待できそうだが、こちらもやはり血行がよくなってしまう。どうしても体の汚れを落としたければシャワーにしよう。

「いくらストレスを感じていても、タバコは唾液量を減らして唾液が持つ自浄作用効果を薄めるので止めてください。睡眠で体を休めることによる自己免疫を期待したいので、睡眠不足や食事を抜くこともよくありません。もし食事が摂(と)れないときは、マルチビタミン剤などのサプリメントを飲み、自己免疫を下げないように心がけてください」

また、歯が痛いときは食事の内容にも配慮しなければならない。歯痛の原因が虫歯にある場合、食事の食べかす(食物残渣)が虫歯の穴や歯間部に入り込むと、その残渣が神経を刺激してさらに痛みが増す。痛みがある箇所を刺激しないよう、咀嚼(そしゃく)しやすい食事がポイントになると今村医師は指摘する。 歯科技工用遠心鋳造器


「硬いものは噛(か)んだ瞬間に歯に直接衝撃を与えるため、おせんべいやフランスパンなどは痛い歯のところでは噛まないようにしたほうがよいでしょう。うどんやそばなど、噛みやすい柔らかいものを歯を使わずに食べたほうがいいと思います。『いつものように噛めないから』とほとんど咀嚼せずに丸呑みすると胃に負担がかかるので、うどんやお茶漬け、おじやなど消化のよいものを勧めます」

多くの砂糖を使用した菓子パンやスイーツは神経を刺激しやすく、虫歯の穴に入りやすいため控えた方がよいほか、レモンやグレープフルーツなど酸味が強い柑橘類もやめた方がよいとのこと。 外科用インスツルメント


今村医師は「歯が痛むようだったら早めの受診をすること、そして何より予防が重要です」と話す。好きなものを何の制約もなく普通に食べられることの幸せは、歯痛に見舞われた際にはっきりとわかるもの。日頃からのケアをきちんと心がけるようにしよう。


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Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 18:37│Comments(0)
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