2017年05月24日

インプラント周囲の粘膜と歯肉

インプラント周囲粘膜と歯はどのような関係にあるのかを見ていきましょう。

インプラントの粘膜貫通部を囲む軟組織のことを、歯科用タービンハンドピースインプラント周囲粘膜と呼んでいます。

この粘膜の構造は、多くの点で天然歯の周囲の歯肉にある粘膜の構造と共通部分があります。

天然歯とインプラントに隣接して軟組織の厚みをコントロールする生物学的幅径の概念以外に、これら2種類の組織には、根本的な違いも存在しています。

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即ち、天然歯の歯根はセメント質によリカバーされており、歯根の長軸に垂直に走行するコラーゲン線維によって周囲の硬組織と軟組織に付着しています。

インプラントは天然歯とは異なり、セメント質が無いために、歯の生物学的・機械的付着と同じようにインプラント表面にコラーゲン線維が付着することはできません。
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インプラント周囲粘膜ではコラーゲン線維は異なる方向に走行しておリ、インプラント表面に沿った組織中ではコラーゲン線維はインプラントの長軸に平行に走行しています。

それでも、インプラント周囲粘膜のバリア上皮と結合組織により形成された生物学的付着は口腔環境に対する有効な軟組織シールを提供します。

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Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 10:44│Comments(0)
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