2017年04月01日
根管内破折器具の除去治療とは
根管内で中を掃除するドリルのようなものをファイルとかリーマーといいます。これを使用中に根の中で折れてしまう事がごくまれにあります(学生の時や出たての頃はよく折りました<(_ _)>)。細い根管の中でまわりの壁に食い込んでいるファイルを取り除くことは至難の業です。歯科用 バーまたそれを放置するとその先にある感染物質が掃除出来ずに終わってしまうわけですから、根の先に病気が出来て最悪抜歯に至る事もあります。

過去(卒業直後くらい)にはマセランキットといういわば破折器具の除去レスキューセットみたいなものがありました。大変立派な木箱に入っていて、高価なものでした。歯科研磨機折れたファイルの周りを筒状のドリルで削り取り、その内径にあったピックアップツールでつまみ取る器具でしたが、筒状のドリルがとてつもなく太くて少しでもやりすぎると側壁を突き破るほどの太さでした。当時はもちろんマイクロスコープは有りませんでしたから、途中レントゲン写真を何枚も撮りながら冷や汗をかきながらドリルしたもので、まさに”賭け”のようなものでした。ルーペ用ライト最初に使用した症例は上顎の大臼歯の口蓋根で、無事除去出来た時は感激しました。しかし数回使用しましたが、細い根管では不可能な事、全てにおいて余りにもリスクが大きすぎる事、加えてコストがかかり過ぎる(ドリルがすぐに切れなくなる)ためにお蔵入りしてしまいました。
でも今は違います。マイクロスコープが出てからは破折ファイルを目で見ながら周りを超音波で削り取ると、安全に取り除くことが可能になりました。しかもそれをビデオで記録し、だれにでも解る説明ができる時代になった、本当にすごい事ですね。
チタン鋳造の特殊性および各鋳造方式の特徴

過去(卒業直後くらい)にはマセランキットといういわば破折器具の除去レスキューセットみたいなものがありました。大変立派な木箱に入っていて、高価なものでした。歯科研磨機折れたファイルの周りを筒状のドリルで削り取り、その内径にあったピックアップツールでつまみ取る器具でしたが、筒状のドリルがとてつもなく太くて少しでもやりすぎると側壁を突き破るほどの太さでした。当時はもちろんマイクロスコープは有りませんでしたから、途中レントゲン写真を何枚も撮りながら冷や汗をかきながらドリルしたもので、まさに”賭け”のようなものでした。ルーペ用ライト最初に使用した症例は上顎の大臼歯の口蓋根で、無事除去出来た時は感激しました。しかし数回使用しましたが、細い根管では不可能な事、全てにおいて余りにもリスクが大きすぎる事、加えてコストがかかり過ぎる(ドリルがすぐに切れなくなる)ためにお蔵入りしてしまいました。
でも今は違います。マイクロスコープが出てからは破折ファイルを目で見ながら周りを超音波で削り取ると、安全に取り除くことが可能になりました。しかもそれをビデオで記録し、だれにでも解る説明ができる時代になった、本当にすごい事ですね。
チタン鋳造の特殊性および各鋳造方式の特徴
Posted by 歯科技工用遠心鋳造器 at 10:55│Comments(0)