言葉による暴力を見ただけで脳は反応する

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2017年06月26日 16:52

当事者はもちろんだが、暴言現場を目撃するだけの第三者も、確実に良くない影響を受けている。先述した暴言議員についてのネットにおける過激なバッシングは、暴言を見ることによって「こいつは許せん」とばかりに、一般の人に潜んでいた攻撃性にスイッチが一斉に入ったのかもしれない。

自分に向けてではない暴言を見ても、「自分には関係ない」と一切の胸の痛みも感じずスルーできる人は、俗に言うサイコパスのようなパーソナリティに問題がある人だろう。脳は、他人の激しい怒りを無視することはできない。スイス・ジュネーブ大学の研究では、一方の耳から聞こえてくる罵声は無視し、もう一方からの普通の声に注意を向けるよう指示した時でも、脳の中で音声認識に関連する上側頭溝の働きが活発になっていた。人は自分に関係ない暴言でも、スルーできないようである。そして他人の暴言で賦活された聴覚関連の脳部位は、情動に関わる脳も刺激し、無関係の人にも強いストレスを与えていることが考えられる。歯科口腔内カメラ


暴言は、言葉の暴力である。言語による虐待を、英語では”verbal abuse”という。直接的な暴言を小児期に受けると、聴覚野の一部が拡大し(=結果的にシナプス結合の密度が減る)ことが示されている。また青年期における仲間からの言語的な暴力体験は、脳梁という部分の拡散異方性の低下(=大脳白質の機能低下)が見られるという。歯科インプラント


ツイッターで暴言の場面を見るだけでも、わたしたちの脳は悪影響を受けているようだ。成人ではもちろん、まして脳が発達段階にある子どもにとってみれば、なおさら感受性が高いのではないだろうか。

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