インプラント周囲炎
インプラント周囲炎は粘膜炎とは対照的に、歯周炎とは大きく異なる特徴があります(図8-9)。
歯周炎で起こる炎症は、歯肉の上皮化結合組織部位に限定されており、1mm幅の密な結合組織ゾーンによって歯槽骨から分離されています。
さらに、ポケット領域はポケット上皮が最根尖側で歯根面と接触しているため、ポケット内の最近のバイオフィルムを遮断し、直接触れないようになっています。
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インプラント周囲炎もまた、細菌が増殖するポケットが存在するという点では、同じです。
しかし、歯周炎のポケット上皮とは対照的にインプラント周囲炎の上皮はポケット全体を覆っていません。その結果、ポケット内の根尖側から3分の1の炎症組織は覆われておらず直接バイオフィルムと接触してしまっています。
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歯周炎とのもう1つの相違点は、インプラント周囲炎の炎症の広がり方です。
歯周炎ではその病変は結合組織ゾーンで歯槽骨から分離されていますが、インプラント周囲炎の病変は、
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骨表面に近接した位置まで広がります。疾患の治療のための方針を選択する際、歯周炎とインプラント周囲炎とのこれらの違いを理解することが重要になります。
インプラント周囲炎を放っておくことのないように注意しましょう。
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